撮影には『35ミリ カウンター内臓マイクロカメラ』を使用します。撮影順に自動的にカウンターが入る事により落丁を防ぎ、効率の良い作業ができます。また、撮影時に使用するアオリ台もノド部分を安定させることで、貴重原本・腐食の激しい原本も見開きで撮影が可能で、撮影時間も大幅に短縮できます。
撮影されたデータをデジタル化し、当社独自の画像修正機能を駆使して、より原本の文字を鮮明に表現することができます。修正前・修正後どちもデータ納品が可能で、修正後のデータは拡大表示しても画質の劣化を最小限に抑えることが可能です。
<原本>
<復刻>
英吉利法律学校刊 「英吉利法律講義録」
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表紙
P904 - P905
(株)吉川弘文館 「寝殿造の研究」
活版印刷による復刻版印刷は昔からありました。しかし一冊単価がかなり高額になる為、ブームまでに至らなかったのです。そこで平文社ではなんとか安価で高品質なものが出来ないかと考え、それまで商業印刷にしか用いられなかったオフセット印刷方式を取り入れ、復刻版ブームを巻き起こしたのです。(創業者、西田明:談)
1968年(昭和43年)読売新聞 「特集 復刻版」紙上で復刻版ビッグ5 「日本史籍協会叢書」(東京大学出版会)「大日本史料」(同)「大日本古文書」(同)「古事類苑」(吉川弘文館)「明治文化全集」(日本評論社)。更に戦前のものの再刊として「群書類従」(続群書類従完成会)が挙げられていた。その総てを撮影・印刷したのが平文社です。(ただし「明治文化全集」は再販でのものです。)
この様に復刻版で残した業績は日本一と自負しております。現在でもオプチインポーザカメラを配備して復刻版対応をしております。最近ではマイクロフィルムからデジタル化した製品も世に送りだしています。
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